有線（USB・ライン）やドングル接続では音はすべてが一緒くたに濁りこもっています。
はっきり言って酷いです（ドライバがHand-Free AG Audioになっているという訳でもなく）。
Bluetooth接続でのみ音の抜けが良くなり、
それぞれの楽器の音がちゃんと分解されて鳴っているようなクリアな音を聴き取れるようになります。
この接続でようやく聴いていられるレベルの音といえるでしょう。
そしてこれにDolbyAtmosが加わると劇的に音のバランスが向上します。
このヘッドホンはDolbyAtmos前提で設計されているのでしょう。
有線・ドングル接続でもDolbyAtmosによってかなりの改善がありますが、
残念ながら元が悪いため限界があります。
つまりは一種のピーキーな性能を持った特殊なヘッドホンという事です。
・DolbyAtmosが使える環境（Xbox、PlayStation 5、Windows等）
・Bluetooth接続による音の僅かな遅延が気にならない媒体
（口パクのある映像作品、音のタイミングが重要なFPSや音ゲー等はオススメできない）
これを満たせば不満は無いでしょう。
私はゲーム機やWindows以外、映画やFPSでも使いたかったので残念でした。
擁護できない点としてはやはりBluetooth接続以外では音質が著しく悪いという点です。
どうせ客の大半はBluetoothで使うだろうという雑な設計思想が透けて見えます。
マイクに関してはおまけ品なので音質に期待しないでください。
別のマイクを買いましょう。
様々なシーンで高品質な音を楽しみたいという人にこのヘッドホンはオススメしません。
※2022/11/30追記
SENNHEISER MOMENTUM 4を購入し比較しました。
Dolby Atmosも使用して視聴しています。
音質は同価格帯ではワンランクツーランク、企業レベルの差を感じるほどMomentum 4が上です。
Beoplay Portalは低音がモヤっとしていて音の判別がしにくく、
意外と高音もギラついていています。
特に複数の楽器の音がうまく馴染んでいないのが気になります。
気になるのがBeoplay Portalはゲーム用として設計されたヘッドホンですので、
わざと音を馴染まないようにしてるのではないかという点です。
例えばFPSでは敵の足音や銃声がどこから聞こえるかというのは最重要な情報です。
ある音が他の音と馴染まない、というのは位置をハッキリさせるのに良いのかもしれません。
FPSなどで役立つ音作りを優先して、音楽用としての音作りはある程度妥協したのかもしれません。
ちなみに付け心地はBeoplay Portalの方がとても良いです。
SENNHEISERが耳全体にパッドを押し付ける感じで長時間使用で疲れを感じますが、
Beoplay Portalは耳の周りを覆って囲む感じで耳自体に負担が少なく疲れにくいです。
音質は好み、というのが通常ですが、同価格帯にしては大きな差を感じたので、
Beoplay Portalはよほどこの企業の音作りがフィットしない限り選ばなくても良いと思います。
特に背伸びしてちょっとお高いヘッドホンを買いたいので失敗したくない、という方にはオススメしません。
| 電池 | 1 リチウムイオン 電池 |
|---|---|
| 商品モデル番号 | 1321001 |
| カラー | ブラックアンスラサイト |
| 対応アイテム | PC及びPlayStation、タブレット、スマートフォン |
| コネクタ | bluetooth |
| 材質 | アルミニウム, レザー |
| サイズ | なし |
| 電池種別 | リチウムイオン |
| プロセッサ数 | 16 |
