究極のハイエンドスピーカー「EVEREST」の名を冠した、JBLの新ヘッドホンを試してみた

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  • author 武者良太
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究極のハイエンドスピーカー「EVEREST」の名を冠した、JBLの新ヘッドホンを試してみた

カミソリマクロの音というべきでしょうか。音のシャープさ、段違い

JBLといえば数あるスピーカーメーカーのなかでも歴史が古く、あのアメリカ大統領就任演説で200万人ともいわれる人たちに声を届けたのもJBLのスピーカーです。

そのスピーカーシステムと言ったら、信頼度もバツグンで、ライブのPAスピーカーやレコーディングスタジオのモニタースピーカーといったプロ仕様から、コンシューマーモデルまで発売しています。特にインテリア性の高い大型スピーカーの分野では、大御所も大御所なんです。

JBLの最高峰の名が「EVEREST」

ハーツフィールド、パラゴン、オリンパス。代々、JBLのリーディングモデルは純粋な型番だけではなくペットネームがつけられていたんですよ。1980年代、「EVEREST」という当時の最高峰モデルをリリース。これが現在にも続く、JBLのハイエンドを示す孤高のモデル名として定着しました。

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Project EVEREST DD67000

全幅965mm、全高1,109mm、奥行き469mmで重量142kg。1本360万円、ペアで720万円という踏破するのが難しすぎる、山。さらにEVERESTをドライブできるアンプを入れたら1000万円over。このシステムを導入できる住環境も含めたら・・・おいくら?

とはいっても「Project EVEREST DD67000」のインパクトの前には、いろいろかすんでしまいますが。

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しかし38cm×2の主砲が繰り出す音はどこまでも自然なんです。加色された重低音は聞こえません。空気を揺るがす音波として、身体全体に響くのです。コンサートホールで聴くピュアな楽器音を家庭内で再現することを追求した結果が“Project EVEREST DD67000”なんですよ。

そんな至高のスピーカー「EVEREST」がヘッドホンに

現在は世界的にポータブルオーディオブーム。JBLも以前からヘッドホンの開発、生産に乗り出しています。そして今期、日本市場に殴り込みをかけてきたのが、ヘッドホンのEVERESTシリーズです。

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伝統あるJBLだからコンサバなモデルなのかと思いきや、ノイズキャンセリング&Bluetoothという最新鋭なモデルに仕上がっています。

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さらに上位機種の「EVEREST ELITE700」(大型のオーバーイヤー)、「EVEREST ELITE300」(小ぶりなオンイヤー)には、ヘッドホンの歴史を変えてしまいそうなドラスティックな機能がビルドイン!

耳の形に合わせてオートチューニング

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EVEREST ELITE700」、「EVEREST ELITE300」にはオートキャリブレーション機能が搭載されています。基準音を鳴らし、ハウジング内側のマイクでその反射音をとらえることで、耳の形状を把握。反響・共振をなくすように音のトーンをチューニングしてくれるんですよ。要は、ひとりひとりに最適な音が楽しめるということ。

ヘッドホンなのに、生演奏を聴いているときのリアリティを再現できるだなんて。

いや、不思議ではありません。JBLはハーマンインターナショナルグループに属するブランドですが、同グループにはパッシブでピュアなトーンを極めるヘッドホンメーカー「AKG」と、総合的オーディオ・AVブランドの「Harman Kardon」があります。オートキャリブレーション機能は、AVアンプやカーオーディオでデジタル音響技術を高めたハーマンカードングループの手が入っているに違いありません。

実際にオートキャリブレーションを行なった状態で聴いてみると、音のフォーカスがピタッと! ビシッと! 合っているのです! プレーヤーはiPhone、音源はCDをリッピングして作ったALAC、接続はBluetoothだというのに!

最近のBluetoothヘッドホンの音質向上っぷりには驚いていましたが、「EVEREST ELITE700」、「EVEREST ELITE300」のサウンドは次元が違います。ハイレゾプレーヤー&ハイレゾ音源&ワイヤード接続か、と思えるくらいにピントがシャープ。CD由来の音でも、まだまだクオリティアップできるんだという事実にめっちゃ惚れました。

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ノイズキャンセリング機能も新世紀なもの。圧倒的静寂空間をもたらすモードから、ある程度周囲の環境音をとらえることができる状態にまで効果を調整可能。これなら電車やバスのなか、歩いているときでも安全に使えます。

1つの音源を2人で聴くことができるShareMe 2.0

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EVEREST 700」、「EVEREST 300」という下位モデルも侮れません。パートナーがいるなら、積極的にこちらを選ぶべき理由があるのです。

この2機にはオートキャリブレーション機能とノイズキャンセリング機能こそありませんが、使っているドライバーはEVEREST ELITEシリーズと同じもの。そして「EVEREST 700」、または「EVEREST 300」で聞いている音楽を、他のBluetooth搭載イヤホンに飛ばせるShareMe 2.0機能がつくのです。

同じ曲を2人で楽しむもよし。映画や海外ドラマを観るときも、2人でその音を共有できます。これ、むしろ自宅で、映像作品を見るときに使いたいですよね。スピーカーのボリュームを上げることができない環境でも、映画館級のど迫力サウンドが2人で楽しめちゃうすごい。

彼女、彼氏がいない? ShareMe 2.0したいというモチベーションでパートナー、ゲットしましょう!

ふっくらパッドで、耳にフィット。ハードウエアとしての完成度も高い

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低反発素材のイヤーパッドはふっくらかつしっとり。耳といえばもともと凸凹の多い部分ですが、わずかな高低差もイヤーパッドが入り込んで隙間をなくしてくれます。そのため、もともと遮音性が高く、装着感に優れる設計になっているんですよ。

さらにオーバーイヤー型の「EVEREST ELITE700」「EVEREST 700」は、イヤーパッド下側にさらなる厚みをつけ顎関節のへこみまで隙間をなくし、オンイヤー型の「EVEREST ELITE300」「EVEREST 300」はイヤーパッド前側を厚くすることで自然に収まるような設計に。誰がつけてもハウジングの位置は大きく変わりません。

いずれもドライバーが発した音がストレートに鼓膜まで届くようにするという設計思想が見えてきます。ハイテクさだけではなく、ヘッドホンというハードウェアそのものの完成度が高いところもJBLクオリティといっていいでしょうね。

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カラバリだって豊富! いや、大事ですここ。

イヤホンだって「EVEREST」はあります

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イヤホン派の方には「EVEREST ELITE100」、「EVEREST 100」がおすすめ。カナルの管部分にマイクを仕込むことが難しいからでしょうか、「EVEREST ELITE100」にオートキャリブレーション機能は未登載。でも強力なノイズキャンセリング機能は入っていますよ!

EVEREST 100」は今期のEVERESTの中ではもっとベーシックなモデルです。純粋なBluetoothイヤホンがほしい方には、ぴったりです。なおウイング状のスタビライザーS/M/Lの3サイズが同梱。3サイズのイヤーピースと掛け合わせて、9タイプのサイズ調整が可能です。耳が小さい人も、大きい人も、これはニッコリできるポイントでしょう。

ただ...個人的に、自分で買うなら「EVEREST ELITE700」か「EVEREST ELITE300でしょうか。そう感じるほど、オートキャリブレーション機能の効果の高さにやられました。ワイヤレスでありつつ高音質を追求。機能性とクオリティの極みを目指したこの2モデルは、まさに「EVEREST」なのですから。

全モデル、DD67000も含めてHARMAN Storeで体験できます

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なお音モノのインプレッションは主観が多く入ってしまいます。僕自身仕事柄いろんな音響機器の音を耳にしていますが、それでも主観は主観です。だからこそ、興味を持った方は一度ポータブルオーディオ分野の「EVEREST」を体験してもらいたく! 可能ならスピーカーの最高峰の音も知っていただきたい!

現在、全モデルを視聴できるのはハーマンインターナショナルグループの直営店・HARMAN Store東京ミッドタウン店! 自分の好きな曲を収録したスマートフォンやハイレゾプレーヤー、CDを持って行ってみてください! 上質な音の気づき、ここで味わえますよ。必ず。

source: JBLHARMAN Store

(武者良太)