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Exclusive!

Inside NoT Lab

Sponsored by Netflix

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Internet of Things=モノのインターネットが流行った21世紀。人々はゴミ箱から犬までなんでもかんでもインターネットにつなげようとしていた。

そんな中、Netflix of Things「モノのネトフリ化」を推し進める「NoT研究所」なるものがあると聞きつけ、ギズモードは彼らの1日に密着することになった。

約束の時間に研究所へ向かうと、テレビをつけっぱなしで寝落ちしている人物を発見。彼が取材の約束をしたサイトウさんだろうか? 周りではラジコンロボットが彼を起こそうと必死に走り回っている。

「おはようございます」

研究室に寝泊まりしているなんて、よっぽど熱心な証拠だろう。よし、さっそく研究成果を見せてもらおう。

と思っていたら、まずは洗面所へ行きましょうとのんびり歩き出したサイトウさん。朝の支度だろうか。仕方ない、待つしかないか…。

彼が洗面台の前で歯を磨き始めると、何やら鏡の端に映像が。

ん? これは、Netflixの「デアデビル」?

「歯を磨く時間はたった3ですが、20回も繰り返せば『デアデビル』が1話みられる」
Many a little makes a mickle.

なんという効率主義。そしてなんだろう、サイトウさんのこの自信にあふれた顔は。

いきなりの登場に驚いてしまったが、これがうわさのNetflix of ThingsNoT)ガジェット第1号のようだ。見た目はごく普通の鏡だが、サイトウさんによれば、スイッチを入れると鏡の好きな場所にNetflixの作品を映すことができるという。

「歯を磨いたり、ひげを剃ったりしているせいでNetflixがみられない時間がもったいないと思いまして。それで長年かけて開発しました」

ものすごいNetflix愛だな、この人…。

3分じゃそんなにみられないじゃんとは思ってしまうのだが、なるほど、化粧なんかに30分や1時間かかる人には重宝しそうだ。朝の忙しいあいだにも、続きが気になる作品をチラ見できるし。

歯磨きを終えたサイトウさん。「次はぼくの研究室へご案内します」

彼が洗面所を後にすると、自動的に映像は消えてしまった。サイトウさんは何事もないかのように飄々と去っていく。

うーん、すでに生活の中にNoTガジェットが溶け込んでいるというわけか…さすがNoT研究所。

あれ? でも待てよ、それってタブレットを置くだけじゃだめなんだろうか。ほぼ同じことができる気がするんだけど…。

「どうぞ」と彼が扉を開くと、そこは…。

Menu Panel メニュー画面 : おすすめ作品を表示。アルゴリズムは公式のままらしい。

Screen スクリーン : 作品が大画面で。今のお気に入りは「デアデビル」シーズン1。

Timeline SNSタイムライン : みんなの感想をチェック。ネタバレ避けをしている。

Holographic Display ホロディスプレイ : 必要なときだけ透過ディスプレイにコントローラーを表示。

ここが研究室! てっきりもっと殺風景な場所を想像していた。

仕事中も常にNetflixをみながらだというサイトウさん。

そんなに続きが気になるんだろうか?

そんな彼にNoT研究所の正体や開発中のプロダクトについて
詳しく話を聞くことにした。

取材に応じるサイトウ氏

「仕事中にもNetflixをみます」悪びれないNoT研究所員サイトウ氏

――まず、研究室をどうしてこんな部屋にしたんでしょうか?

「とにかくNetflixが流れていると落ち着くんですよ。NoTガジェットのアイデアがどんどん生まれてきます。何より、Netflixを消してしまったら続きが気になって仕事にならないですね」

――そもそもNoT研究所って何者なんですか?

Netflix大好きなギークたちによって立ち上げられたラボで、この世にNoTを広めるために活動しています」

――そんなにNetflixが好きになってしまった理由は何でしょうか?

「……難しい質問ですね。たくさんあります。例えば、マルチデバイス性。テレビでみていた作品の続きを、先ほどの鏡ディスプレイやスマホにぱっと切り替えてみられるところとか。Netflixが作るオリジナル作品も魅力ですね、マーベルの『デアデビル』はもう何周もしましたよ」

「続きが気になって吐いたこともあります。それから開発の日々でした」
Success always starts with failure.

――ほかにはどんなNoTガジェットを作っているんですか?

「いろいろなアイデアを検討しています。『走るベッド』や『ドローン・スクリーン』とか…。中でも気に入っているのは、ネタバレ防止スカウターですね。この眼鏡で人を見ると、どの作品をどこまでみたかがわかるようになっているんです」

「デアデビル」シーズン1

13話までみています

「デアデビル」シーズン1

8話までみています

「デアデビル」シーズン1

11話までみています

――これはすごいですね! たしかにNetflixは好きなときに好きなだけ見進められるので、友だちと何話までみたかズレることがありますからね。

「今まではいつネタバレされるか、もしくはぼくがうっかりネタバレをしてしまうか、不安で仕方なかったんです。でもこれを開発してから、外に出るのが怖くなくなりました。研究員どうしの、作品についての会話もスムースになりましたね」

そこまで神経質にならなくてもいいのでは…?とも思うが、サイトウさんたちNetflixギークにとっては一大事なのであろう。

ところでひとつ気になるのは、さっきからサイトウさんが時計をやたら確認していること。何かこのあと予定でもあるのだろうか?

「じゃぼくもう研究があるんで行きますありがとうございましたさよなら」

取材終了後、さっさと研究室を後にするサイトウさん。すかさずラジコンロボットが彼の横についてきて、Netflixを廊下に投影している。…NoT研究所、奥が深い。

というかなぜそんなに急いでたんだろう。…ん? 今日は318日、ということは…。

「デアデビル」シーズン2の公開日だった。なるほど…。

「デアデビル」シーズン2
公開中!

  • 制作協力:合同会社メタクラフト
  • 撮影:小原啓樹
  • 撮影協力:株式会社FIDO