ハイレゾで録るから改善点が見えてくる。これがバンド上達の秘密兵器

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  • author 三浦一紀
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ハイレゾで録るから改善点が見えてくる。これがバンド上達の秘密兵器

秘密兵器でクオリオティ上げるぜ。

ギズモード・ジャパンを運営するメディアジーンでは、定期的に社員交流のためにお楽しみ会のようなイベントを開催しています。バーベキューをしたり、遠足に行ったり。社長をはじめ、結構楽しみにしている社員も多いようです。

そして今回のお楽しみ会は、メディアジーン内にあるメディアごとに、何か出し物をすることになりました。ギズモード編集部では何をやろうか。そんなことを話し合っているとき、編集部員の鈴木はある野望を持っていました。

バンドやりたい

鈴木は、学生時代にバンドをやっていたということもあり、編集部内でバンドを組みたいと思っています。そこで、ギズモード編集部の高橋(み)と、佐々木の勧誘に成功。2人ともちょっとだけ楽器をやっていたことがあります。

こうして、鈴木バンドは始まりました。メンバーは鈴木=Vo/G高橋(み)=B/Vo佐々木=Dr。さあ、さっそくスタジオで練習だ!!

時間がない! そこで秘密兵器を導入

お楽しみ会まで、あと2週間。すでに2回スタジオに入りましたが、あまりうまくいきません。メンバーそれぞれ、曲は覚えているし、演奏のミスもそれほどありません。しかし、3人のグルーブが合っていないというか、一体感が感じられない。鈴木はそう感じていました。

そして3回目のスタジオの日。先にスタジオに到着した鈴木は、ほかのメンバー2人を待ちます。

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「遅くなりましたー」

高橋(み)と佐々木がスタジオにやってきました。

佐々木「じゃあ練習はじめましょうかー」

佐々木はドラムのイスに座り、スティックを指でくるくる回し始めました。

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鈴木「ちょっと待って! 実はさ、この前の練習で思ったんだけど、佐々木くんのドラム、走ってると思うんだ」

佐々木「え? そ、そうですかねー。そんなこと言ったら、高橋さんのベースがもたってるんじゃないですか?」

高橋(み)「いや、そんなことないよー。Bメロの鈴木さんのボーカルだって、ちょっとフラット気味ですよ」

それぞれが、それぞれの悪いところを言い合って、なかなか練習に入れません。

鈴木「ちょ、ちょっと待ってよ。僕、秘密兵器持ってきたからさ」

そう言うと、鈴木はポケットから小さな黒いものを取り出しました。

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佐々木「なんですか? それ」

鈴木「ん? 秘密兵器」

鈴木が手にしていたのは、オリンパスのリニアPCMレコーダーの新製品「LS-P2」です。ぱっと見、普通のICレコーダーのようなコンパクトさですが、メタルボディで洗練されたデザインが上質オーラを放っています。

高橋(み)「これで、どうするんですか?」

鈴木「これで、今日の練習の様子を録音しようと思って。LS-P2は3マイクシステムで高音から低音までバランスよく録音できるし、CDよりも高音質なハイレゾ録音にも対応しているから、僕たちの演奏のまずいところがはっきりわかると思うんだ」

佐々木「なるほど。やっぱり録音して聞くと、自分たちのどこが悪いのかわかりますよね」

鈴木「そうそう、そういうこと。ということで、さっそく練習スタート!」

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鈴木はLS-P2の録音ボタンを押して、演奏をスタートしました。

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まだバンドを結成してから日が浅いメンバーですが、演奏はなかなかのもの。さまになっています。

練習の様子をみんなでチェック!

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数曲練習したところで、LS-P2で録音した音を聞いてみます。まずは鈴木がチェック。

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鈴木「やっぱり、LS-P2は音がいいなー。3マイクシステム“TRESMIC”は、低音もしっかり拾ってる。高橋さんのベース、やっぱりちょっともたってるかな」

高橋(み)「え? そうですか? ちょっと聞かせてください。……ああ、そうですね。Aメロの最後が特に……。LS-P2だとよくわかりますね」

鈴木「CDよりも幅広い周波数帯のハイレゾで録音したら、よりリアルに聞こえるよね。特に低音の臨場感は、生音みたいだなー。リアルすぎて、微妙なズレとかミスタッチもバッチリ聞き取れるから、ミスできなくなるね……」

LS−P2には、一般的なレコーダーに搭載されているステレオマイクに加え低域用のセンターマイクが搭載されています。この3マイクシステムが「TRESMIC」。

2マイクの録音周波数は60Hz〜20000Hzですが、TRESMICでは20Hz〜20000Hzをカバー。低域側が大きく広がり、バランスの良い録音が可能です。

また、最高24ビット/96kHzのハイレゾクオリティで録音できるので、CDクオリティである16ビット/44.1kHzに比べ、録音できる情報量が多くなります。つまり細かいニュアンスも逃さず録音できるということ。自分の演奏の弱いところやミスをよく理解することは改善のスピードアップにつながります。

鈴木「ちなみにLS-P2はマニュアルで録音レベルの調整もできるから、音源の音量に合わせて自分で細かくレベル設定することも可能なんだ」

ハイレゾ録音ができて、マニュアルで録音レベル調整もできる。まさに、バンド練習にぴったりなレコーダーです。

Bluetooth接続で離れたところでも聞ける

佐々木「ちょ、ちょっと僕にも聞かせてくださいよー」

鈴木「佐々木くん、Bluetoothヘッドホン持ってない?」

佐々木「持ってますけど」

鈴木「LS-P2はBluetooth接続できるから、ペアリングしてよ」

そう言うと、佐々木のBluetoothヘッドホンとLS-P2をペアリングしました。ヘッドホンを着けると、さきほどの演奏が流れてきます。

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佐々木「おー、すげえいい音ですね! あ、鈴木さん歌詞間違ってますけど……」

鈴木「たまには間違うよ。それよりも、サビ終わりのドラムのフィル、よたってるよ。休符が流れてる」

佐々木「そうですね。気をつけます」

高橋(み)「これ、みんなで聞けないんですかね」

鈴木「Bluetoothスピーカーがあれば、みんなでチェックできるよ。面倒な配線が必要ないから便利だね。今度のスタジオのときに、Bluetoothスピーカー持ってくるか」

その後も演奏をしてはチェックを続けていきます。

佐々木「曲の静かな部分と盛り上がる部分で、音量が違いすぎて細かいところがわかりませんね」

鈴木「そうか。じゃあノーマライズしてみようか」

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バンド練習を録音したときによくあるのが、音量レベルの違い。音量の大きなところに合わせて録音レベルを調整すると、静かなときに音が小さくて聞き取りづらいということがあります。

LS-P2には、録音した音に含まれる最大音量を読み取り、音が歪まない範囲で自動的に音量を上げる「ノーマライズ」という機能があります。これを有効にすれば、音量差の激しい録音も聞きやすくなります。

波形編集ソフトではおなじみの機能ですが、それをレコーダー単体でできるのは、こういうバンド練習のときにはとても役立ちます。

鈴木は録音した演奏をノーマライズしました。

佐々木「おー、すごい聞きやすい。あ、僕のバスドラがバラバラですね。うーん、練習しないと」

鈴木「あ、バスドラのところだけ強調してみようか」

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そういうと、今度はイコライザー機能を使い、低音を聞きやすく調整しました。これでさらにバスドラが聞きやすくなります。

鈴木「ちなみに、LS-P2はミュージックプレーヤーとしても使えるから、イコライザーで低音ブリブリにもできるし、ドンシャリにもできるよ。ま、今は佐々木くんのために低音を聞きやすくしてるわけだけど」

佐々木「あんまり聞きやすくしないでくださいよ。自分の演奏が下手なのバレちゃいます……」

鈴木「よし、それぞれ自分の弱点がわかっただろう。練習を続けよう!」

USBで簡単に音源をコピー

そろそろ練習時間も終わりに近づいてきました。

高橋(み)「鈴木さん、今日の練習音源欲しいんですけど、あとで送ってもらえ……」

鈴木「チッチッチッ。高橋さん。LS-P2はUSB端子が付いているから、直接パソコンに取り込めるんだよ」

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そう言うと、高橋(み)のパソコンにLS-P2を接続し、今日録音した音源をコピー。これなら、家で何度も繰り返して聞き直すことができます。

鈴木「ということで、今日の練習は終わり。お疲れ様でした!」

高橋(み)&佐々木「お疲れ様でしたー」

まとめ

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今回、バンド練習のためにLS-P2を導入した鈴木でしたが、結果的にそれは大成功だったようです。

演奏を改善していくには自分たちの弱点を正確に理解することが大事。その点、CDよりも解像度の高いハイレゾクオリティで録音できるLS-P2は細かいニュアンスまでとらえることができるので非常に有効。

PCいらずでノーマライズが行えたり、Bluetoothによって配線なしでモニターできたりするところも利便性が高く、スタジオでの使い勝手が抜群。本体が小型なので、持ち運びにも困りません。

スタジオ帰りのカフェでの休憩中、LS-P2の話題で持ちきりになりました。

高橋(み)「しかし、今時のICレコーダーって進化してるんですね。私のICレコーダーが、もう古いからそろそろ買い換えようかと思ってたんですけど、私もLS-P2にしようかな」

佐々木「えーー? 僕もそうしようかなと思ってたのに〜〜〜!! あんまり音質とかそういうのわからない僕でも、明らかに違うなってわかりましたしね」

鈴木「みんなでLS-P2にしちゃえばいいんじゃない? スタジオの練習のとき、3台LS-P2並べて録音したらおもしろいだろうね」

ということで、今日の練習は終了! 今度は1週間後ということで、みんなで帰路につきます。

鈴木「よし、これで“ダイナマイト・ボンバーズ”は安泰だな」

佐々木「ちょ、ちょっとなんですか、“ダイナマイト・ボンバーズ”って!?」

高橋(み)「も、もしかしたら……」

鈴木「うん、バンド名だよ! かっこいいでしょ!!」

高橋(み)&佐々木「脱退します!

鈴木「なんでだよ〜〜〜〜〜!」

source: オリンパス

(三浦一紀)

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