私は、仮装しようかなとも思ったのですが、街中を行く仮装している人のクオリティが高すぎて、気後れしてしまい、結局せず仕舞いでした。でも、楽しそうだったので、来年はやりたいなーという気持ちもあります。何かてっとり早くクオリティを上げるアイテムはないものか、そんな時に見つけたのが、NASAのエンジニアがプロデュースしたTシャツです。
今から2年前、2011年のハロウィン。NASAのエンジニア、マーク・ロバーさんはお腹に穴があいたという仮装を行うことを思いつきました。使用したのはiPad2つとダクトデープ。その時の動画が上のものです。
それ以来、マークさんはスマートフォンやタブレットを使った仮装をDidital Dudzと名付け、その可能性を模索しています。今年の始めにはNASAを辞めて、Didital Dudzの販売ビジネスに専念しています。
新しいビジネスを始めるのに必要だった資金は、発売を開始して8時間で回収したそうです。しかしそれも長くは続かず、現在ではイギリスのモーフ・コスチューム・カンパニー(Morph costume company)という会社の傘下に入っています。
マークさんが米Gizmodoに語った所によると、「我々はつねに新しいものを考えつづけないといけない。このアイディアをコピーした競合商品が沢山でてきている。まず考えているのは、加速度センサーを用いること。」だそうで、ジャイロスコープやGPSチップを用いることも考えているようです。
また、「アパレル業界というのは、我々の生活の中でまだテクノロジーが入り込んでいないところ。最近、ウェアラブルガジェットが出てきているけれども、値段が高すぎる。シャツの中にスマートフォンを仕込むというのが、アパレル業界におけるガジェットの在り方の最終形とは考えているわけではないけれど、アパレルとガジェットを結ぶことはできたのではないかと思っている」と語っています。
マークさんは開発だけに取り組んでいるわけではありません。最近ではディズニーとマーベルとパートナーシップを結ぶことに成功したそうです。ディスプレイを使ったひと味違ったプリンセスやスーパーヒーローの仮装ができるようになる日も近そうです。
来年、人と違った仮装をしたいと考えている人は要チェックですね。
また、Didital Dudzというアプリに、スマホの画面に動く目玉などを表示させる機能があるので、これを利用してオリジナルの仮装レベルアップをはかるのも楽しいと思います。
mio (米版)