オリジナルのロックスクリーンをつくるのがこんなに楽しいとは! 池澤あやかのWeb的日曜大工-Fx0開発講座 第1回

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  • author 三浦一紀
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オリジナルのロックスクリーンをつくるのがこんなに楽しいとは! 池澤あやかのWeb的日曜大工-Fx0開発講座 第1回

欲しいものは自分で作っちゃおう!

世界初のFirefox OSを搭載したスマートフォン「Fx0」。先日スペインで開催された世界最大級のモバイル関連の見本市イベントMobile World Congress(MWC)において、Best of MWC 2015に選ばれたことからも、注目度の高さが伺えます。

スケルトン筐体がギーク心をくすぐりますが、なんといっても魅力的なのは自由度の高さ。簡単なアプリならばプログラミングの知識がなくても作れますし、ある程度知識がある方は本格的なアプリ制作も可能。また、本体背面カバーは3D CADデータが公開されているので、3Dプリンタなどを使えばオリジナルの背面カバーを作成することもできます。

こんなに自由なスマートフォンを、ただ使うだけじゃもったいない! 自分だけのFx0にしようじゃないか!!

ということで始まったこの企画。その名も「池澤あやかのWeb的日曜大工」です。

プログラマー女優としてお馴染みの池澤さんには、以前こちらの記事でもご登場いただきました。そして、Fx0発売時の発表会にもゲストとして登壇するなど、まさにFx0クイーン。プログラムの知識もあり、Fx0も所有しているということで、今回の企画にもご登場願いました。

それでは、第1回目の「池澤あやかのWeb的日曜大工」始まりますよ!!

池澤あやか謹製ロックスクリーンを作ってみよう!

第1回のお題は「オリジナルのロックスクリーンを作ろう」です。Fx0には、プログラミングの知識がなくても簡単なアプリが作成できる「Framin」という開発ツールが標準でインストールされています。

今回は、そのFraminを使って、池澤さんにロックスクリーンを作っていただきます。

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そして、助っ人にもご登場いただきます。今回は写真家の三井公一さんにお越しいただきました。三井さんは、スマートフォンで撮影した写真集の出版や個展を開催するなど、スマートフォン写真家の第一人者です。

それでは、池澤さんと三井さん、そしてギズモード編集部で、どんなロックスクリーンにするのか考えるところからスタートです!

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ギズモード編集部(以下ギズ):三井さんにお伺いしたいのですが、スマートフォンで写真を撮る際に一番注意しなければならないことはなんでしょうか。

三井公一さん(以下三井さん):手ブレですね。デジカメに比べたらスマートフォンは持ちにくいじゃないですか。なので、適当に持ってしまうことが多いんです。後は、シャッターを押すときにぶれてしまいます。対処法としては、スマートフォンを優しくホールドして、そっとシャッターボタンに触れる。簡単なことですよね。

池澤あやかさん(以下池澤さん):もともと写真を撮るためのものじゃないですからね。

三井さん:基本、スマートフォンの撮影は構図勝負です。要は、生理的に気持ちよいか気持ちよくないかということなんです。たとえば、テーブルに水の入ったコップを置くとしましょう。どこに置きますか? 普通、安定した場所に置きますよね。わざわざテーブルのぎりぎり端っこに置かないでしょう。

池澤さん:なるほど。

ギズ:三井さんはスマートフォンで撮影するときに使っているおもしろい機材があるそうですが。

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三井さん:タイムラプスを撮るためのタイマーですね。キッチンタイマーを加工してスマホを取り付けられるようにしたものです。1時間で一周します。製品としても似たようなものが発売されているんですが、高いんですよ。なので自作しました(笑)。これに小型三脚を取り付けてタイムラプス撮影をすると、おもしろいんですよ。

ギズ:それを使って撮影した写真を見てみたいですね。さて、本題に入りたいと思います。今回は三井さんにFx0で写真を撮っていただいて、池澤さんにFraminでロックスクリーンを作成していただきます。池澤さんはどんなロックスクリーンにしたいと思っていますか?

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池澤さん:Framinを見ると、天気に合わせて表示する画像を変えられるんですよ。晴れ、曇、霧、晴れ時々くもり、雨、みぞれ、雪、強風ですね。

三井さん:池澤さんの写真を使うのはどうでしょう? 晴れのときは池澤さんがTシャツ1枚で、雨のときは傘を持っていて、強風のときは風で髪がなびいているとか。

ギズ:晴れだったらアイスを食べて、雨だったらコロッケ食べてというように、食べてるものが変わるというのもおもしろいかも。

池澤さん:それありかも(笑)。

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三井さん:Framinを見てみると、バッテリーの減り具合で画面を変えることもできるみたいですね。

池澤さん:あー、そっちのほうがおもしろいかもしれませんね。

三井さん:1%刻みで画面変えられるみたいですよ。

ギズ:1%はさすがに写真多くなるので(笑)、5段階くらいにしましょう。どういう写真がいいですかね。

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三井さん:100%のときはおなかいっぱいで動けないとか。

池澤さん:元気いっぱいという感じで、ジャンプして空中で止まっているところとか。

ギズ:いいですねー。80%だと走ってるところなんてどうでしょう。60%で普通に歩いていて、残り20%だと座り込んでいるとか。

三井さん:牛丼屋の前で、店内をジーっと見ながら指をくわえているとか(笑)。

池澤さん:むしろ牛丼屋の中から撮ってほしいですね。

ギズ:それじゃあ撮影に行きましょうか!

さっそく外へ出てフォトシューティング!

ということで、この後三井さんがFx0で池澤さんを撮影するためにお出かけ。シチュエーションをいろいろ変えて、数パターン撮影いたしました。

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三井さん曰く「予想以上に高画質でメリハリのある写真が撮れますね」とのこと。池澤さんもノリノリで、楽しい撮影になりました。

オリジナルロックスクリーンが完成!

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そして数日後……。池澤さんに完成したロックスクリーンを見せていただきました。

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おおお、池澤さんがロックスクリーンの中にいる! そして、バッテリーの充電が減っていくと変わっていきます。そちらはスクリーンショットでどうぞ。

●100%
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充電が満タンの場合は、池澤さんがジャンプしています。元気いっぱいという感じですね。

●80%
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80%はまだまだ元気。階段を走って降りてくる池澤さんです。

●60%
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まだ半分以上バッテリーがある状態です。池澤さんは普通に歩いています。

●40%
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バッテリーが半分を切りました。池澤さんも少々お疲れの様子。

●20%
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20%を切ると、池澤さんが「おなかすいたー」という表情になります。早く充電しなくっちゃ!

ということで、Framinでロックスクリーンが完成しました。写真を撮影していただいた三井さん、ロックスクリーンを作っていただいた池澤さん、ありがとうございました。

自由な発想でオリジナルのアプリを作ろう!

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それでは最後に感想など。まずは三井さんから。

「撮影した写真を使ってオリジナルのロックスクリーンが作れるのは楽しいですね。特別な知識がなくてもこういうものが手軽にできるというのは、すばらしいことだと思います。自分でも作ってみたくなりました。スマホで撮った写真をオリジナルのアプリにできるというのは、写真の新しい価値観を生み出してくれるのではないでしょうか。今回は池澤さんのキャラを活かしたオリジナリティあふれるロックスクリーンになったと思います。次は気温に連動して池澤さんのコスチュームが変わるものを作りたいですね! 池澤さん、いろいろな表情ありがとうございました! また撮らせてくださいね」

そして池澤さんの感想です。

「アイコンをタップしていくだけで、5分くらいでアプリが作れてビックリ! しかもCreator Showcaseに出せば他のユーザーにも公開できるので、自分だけじゃなくてみんなで楽しめるというところもポイントだと思います。ロックスクリーンの製作自体は簡単だったのですが、デバッグがたいへんで……。Fx0、なかなかバッテリーが減らないんですよ(笑)。自分で作っておいてなんですが、自分がロックスクリーンになっているのは恥ずかしいですね(笑)。三井さんには今回たいへんお世話になりました。スマートフォンでこれだけクオリティの高い写真が撮れるなんて、驚きました。いろいろな写真を撮ってくださってありがとうございました」

池澤あやかのWeb的日曜大工-Fx0開発講座第1回」は、これにて終了。無事ロックスクリーンが完成しました。

Framin」を使えば、プログラムの知識がなくてもオリジナルのアプリが作れるということがおわかりいただけたでしょう。

今回は充電のパーセンテージで画像を変化させましたが、周囲の明るさや端末を振るといった動作で画像を変えることもできます。発想力次第で自分だけのオリジナルアプリが作れるというのが、「Fx0」と「Firefox OS」の大きな魅力のひとつですね。

欲しいアプリは自分で作る。そんなことが手軽にできるのはFx0ならでは。料理を作ったり、編み物をしたり、椅子を作ったりする感覚で、アプリも作ってみませんか?

source: Fx0 , Firefox OS , Framin(KDDI)

Special Thanks: 三井公一

衣装協力:アーチェロ、シンゾーン ルミネ 新宿、VINCA TOKYO

(執筆:三浦一紀、スタイリスト:武久真理江、ヘアメイク:井村曜子・外山裕子)