ギズモード3周年感謝祭イベントに登場していただいた「キャズムを超えろ!」の和蓮和尚さんことCerevoの岩佐さん。「あのときプレゼンしたWi-Fiつき自動アップロード機能つきデジカメがパワーアップしましたよ」とのことで、取材に行ってきました。
Wi-Fiの電波をキャッチすると自動的に写真管理サービス「CEREVO LIFE」に画像ファイルをアップロードしてくれる「CEREVO CAM」。いちいちパソコンを立ち上げなくても写真をオンラインにもっていけるこの機能は嬉しいのですが、場所を問わずアップできるiPhoneに慣れちゃうとなあ...と考えつつスペックリストを拝見したら。
・3G HSUPA対応(Emobile D21HW等)
うっわ! まじですか! イーモバの3Gネットワークを使ってすぐに公開できちゃうんですか! ネット大好きっコにとってはグラりとくる逸品になりますね!
カメラそのものの性能は
・9M CMOS・FOV55度レンズ F3.2 固定焦点
・MicroSD
・キセノンフラッシュ
といったところ。ご覧のようにつるぺたなフロントパネルですから、携帯電話用の広角レンズ・マクロレンズアクセサリーも使えます。
パックパネルにはファミコンライクな十時ボタンにABボタン。写真やモードの選択、設定など主な操作はすべてコレで行います。数多の機能を使いやすくすべくボタンがどんどん増えちゃったコンデジとは逆ですね。デザインもシンプル&スマート。メカメカしいエクステリアが苦手な人でもだいじょうぶ。
写真の選択、サムネイル表示が速いことにもびっくり。PS3のXMBもそうですが、シンプルな操作系とレスポンスのいいGUIの組み合わせは正義です。
「CEREVO LIFE」に登録された写真は、ここからさらにPicasa、mixi、twitter、flickr、フォト蔵、livedoorブログ、FC2ブログ、tumblr、はてなフォトストレージなどにポストできます。
なおイーモバのモデムを接続しているときは、「CEREVO LIFE」へのアップロードと同時にtwitter、flickr、tumblrでの公開も行う「リアルタイムアップロード」機能が使えるとか。しかも撮影後5秒ほどで転送するとか。これなら写真でのダダ漏れができるなあ。
気になるお値段は2万円ほどを予定。今年中にはリリースしたいそうですよ。うん、年末のパーティ・イベントラッシュまでには欲しいなあ。
おまけ。
開発基板も見せてもらったので合わせて紹介しましょう。1枚目がテキサスインスツルメンツの汎用開発ボード。これを1枚の基板に落とし込んだのが2枚目(α版)。しかし「砂粒ほどのちっちゃすぎる部品を多用」することになっちゃったため、生産性・量産性を高めるべく2枚の基板構成(3枚目、β版)としたそうです。
製品情報[Cerevo]
(武者良太)