笑顔を向けたり、「ありがとう」と伝えると、それが喜びの感情なんだと認識、数値化して自立学習。さらに複数台の「Pepper」で学習結果を共有し、集合知による感情成長をうながすクラウドAIにより、空気を読めるロボットに育っていくそうです。
ちょっと怖いけど。
いや、かなり怖いけど。
二足歩行型ではないため、移動可能な段差は最大1.5cmまで。バリアフリーな部屋間でしか動けないものの、上半身のムーブがすごいんです。組み込まれているモーターはたったの10コなのに、なめらかでスムーズな動き。不意の転倒を防ぐオートバランサー機能もついています。満充電時の稼働時間は12時間以上と、ショップ店頭での活躍も期待できそう。
インストールするアプリ次第で機能を拡張したり、キャラクターを変えられる様子。発表会に登場した「Pepper」は上から目線でぎこちない印象が。これはまだクラウドAIが育ちきっていないためリアクションが苦手というところがあるのでしょうね。現時点では、あの性格=「Pepper」とは判断しないほうがよさそうです。
だって、それこそ、ロビタとかマルチやセリオみたいな性格を持たせることもできるかもしれないのだし。
一般発売は2015年2月からで、価格は19万8,000円! 「iPhone3台分のお値段で、お手伝いロボットが!」(ライター小暮)と考えると、さらに安く感じます。
なお、6月6日からソフトバンク銀座、ソフトバンク表参道で働き始めるとのこと。どんな接客をしてくれるのでしょうか。
追記
エンジニア向けの「Pepper」解説ページがオープンしました。
ゲームやウェブアプリの開発者やアーティストがロボットクリエイターになれるように、「Pepper」のSDKが後日公開されるとのこと。詳細な開発環境の情報については、今後開催されるテックフェスティバル(仮称)にて発表予定だそうです。
「Pepper」をイチから育ててみたい方は定期的にチェックが必要ですよ。source: ソフトバンク、クリエーター・デベロッパー向け関連情報
(武者良太)