「ギズモード」が「イケダモード」に突入します

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    「ギズモード」が「イケダモード」に突入します

    ※本記事は4月1日配信、エイプリルフールのネタ投稿です。「Gizmode Japan」という媒体は存在しません(正しくは「Gizmodo Japan」)。

    みなさんこんにちは、イケダハヤトと申します。

    「Gizmode Japan」編集長になりました

    ちょっとびっくりするかもしれませんが、このたび、イケダハヤトは「Gizmode Japan」の編集長に就任させていただきました。

    ぼくは「イケハヤ書店」というブログを運営し、A社のアフィリエイトやG社の広告ネットワークに依存して生計を立ててきた「プロブロガー」です。巷では「炎上系ブロガー」としても知られています。アクセス数は月間70〜130万PV程度、年間売上は500万円程度となっております。

    が、プロブロガーって、本当に「無理ゲー」なんですよ…。毎日朝6時に起きて、夜12時までノンストップでブログを執筆。もちろん365日年中無休です。「365日24時間死ぬまで働け」「無理というのは嘘なんです」という精神で更新を続けています。

    食事は基本的にレトルト食品。あまりにも多忙で、食事を抜くことも珍しくありません。そんなこんなで体重は40キロ台にまで減少し、イベントなどに登壇するたびに「イケダさんって鉛筆みたいに細いですね」というお声をいただく日々です。

    一応所帯持ちなのですが、最近は家族からも見放され気味です。机で突っ伏して寝ていることが多いからか、幼い娘からは「お父さんはパソコンと一体化したの?」と疑問を呈されています。

    プロブロガーというのは、死ぬまで泳ぎつづけるマグロと同じような存在なのです。非人間的な生き方ですが、ぼくは文章を書くくらいしか能がないので、このように生きるしか道はありません。諦めるしかありません。

    なぜイケダハヤトが編集長になるのか?

    さて、ネガティブな前置きが長くなりましたが、そんな消耗的な生活を送っていたところ、Gizmode Japanの兄弟メディア、ライフハッカー[日本版]のイベント打ち合わせの席で、さらに疲れる事件がありました。

    ライフハッカー編集長の米田さん、そして運営会社メディアジーンの経営陣と段取りの話を終え、なごんだところでCOOの尾田さんからこんな質問が飛んだのです。

    「イケダさん、そういえば最近いろんなメディアについて書かれていて、物議を醸していますよね。ぶっちゃけGizmode Japanについてはどう思いますか?」と。

    グッド・クエスチョン。ぼくの芸風は「歯に衣着せぬ物言い」です。前々からGizmode系のサイトには思うところがあったので、まくしたてるようにぶちまけました。

    「うーん、正直、Engadgetとの違いが未だによくわからないっすね。Gizmode Japanって、ガジェット速報らばQ的なサイトですよね。なんというかこう、面白いし役に立つんですが、魂を震わせるような記事には出会ったことがないですね」

    「ガジェットオタク向けの『セラピー』の域を抜け出せてないと思いますよ。『わはは、あぁ、役に立った』。以上、終了。世界のGizmodeブランドがあるんですから、もっと冒険できそうなものですが…。いや、いいんですけどね。それはそれで、アクセスは集まるでしょうから」

    「…もしかして敵作らないようにしてます?」

    「ま、ローカライズメディアなので、仕方ない部分もあるんでしょうけど、守りに入りすぎじゃないっすか? もっと創造性を感じさせる記事を読みたいんですよねぇ、個人的には」

    哲学を持つ大手サイトが本当に発信すべきことは、『業界を震撼させるような炎上覚悟の問題提起』や『人々をエンパワーする熱い意見』だと思いますね。読者にセラピーを提供しているうちは、メディアで世界を変えることはできないっすよ。マジで」

    …そんな話をしていたら、いかにも温厚そうだった尾田さんがぷるぷると怒りに体を震わせていることに気付きました。しまった、あくまで事実しか話してないけど、ちょっと傷つけてしまったかも。尾田さん、メンタルあんまり強くないのかな…いやー、こうやって敵って増えていくんだなぁ…。

    さすがに場の空気がいたたまれない感じになったきました。ぼくは案外そういう空気は読めるのです。「あ、すみません、予定があることを思い出して…」と逃げようとした、そのとき!

    尾田:そこまで言うならGizmodeをやってくださいよ。できるもんなら、やってみてください!「炎上系ブロガー」とやらの真骨頂を…

    ざわ…ざわ…

    そんなわけで、ぼくの手腕がGizmode Japanで試されることになりました。これまでのファンを全力で裏切るつもりで攻めていきます。どうぞ、今日この日、4月1日から「イケダモード」をお楽しみくださいませ。

    さて、第一弾の施策として、今回ぼくが編集長に就任するにあたって「イケダ!ボタン」を設置しました。どうですか? 「いいね!」ボタンよりいいでしょう!!

    (※編集部注:エイプリルフールが終了したので、現在外しています)

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    「イケダ!ボタン」は、「うお、この記事は炎上しそうだ!」「魂が燃え上がるほど賛同します!」といった感情を抱いた瞬間に、ポチッと押してみてください。

    ボタンを押すと何が起こるか…押されるたび、ぼくのiPhoneがブルっと震えます。編集長として、みなさんとのつながりをリアルに実感したいのです。これは世界的に見ても類例のないボタンだと思います。あなたとぼくが、ボタンひとつでつながっちゃうんですよ。ただ、深夜に押されるとちょっと迷惑なので、なるべくお控えいただけると幸いです。

    Gizmode Japanは、炎上覚悟のオピニオンを発信し、みなさんの魂を震わせる、次世代のガジェット系ニュースサイトを目指していきます。イノベーションに火を付けるのは、新しい価値観です。

    ぜひ、新しいGizmode Japanの仲間になってください。

    (イケダハヤト)