ワシが生きている間に、こんなコンテンツ社会がくるとはのう……。
二次元に行きたいと願う皆さま。現実も侮れません。3月22日~23日に東京ビッグサイトで開催される日本最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2014」で、ソニーが二次元の中に入り込める最新鋭の次世代コンテンツを来場者の皆さまに見せつけるんですって。
ここでしか体験できない「HMZ-T3」のカスタム版を使ってね!
「HMZ-T3」はソニーのヘッドマウントディスプレイ。HD有機ELパネルを使ったおひとりさま映画館。好きなコンテンツを誰にも邪魔されずに自由で、なんというか救われるための表示デバイスなんです。独りで、静かで、豊かな映像視聴へのパスポートといってもいいかも。
映しだされる映像もグラデーションの表現が美しいし、3Dコンテンツへの没入感もスゴい。好きなイヤフォン・ヘッドフォンと組み合わせられるし、7.1chバーチャルサラウンド機能も搭載しているから、音響面もsooooooogood。
映画だけではなくゲームとの相性もバッチリ。もちろんライブBD・DVDやアニメ視聴にもマストなディスプレイなわけですが……。
ソニーさん、「AnimeJapan 2014」のために、「HMZ-T3」を特別にカスタマイズして進化させちゃいました。
後付けヘッドトラッキングセンサーでHMDの世界が大きく拡がる
こちらがカスタム版「HMZ-T3」の1セット。HMD部、ヘッドフォン、コントローラ部と、コンテンツが入ったスマートフォンが見えます。が、HMDの後ろになにやら小さい箱がついています。
これ、実は頭の向きや角度を検出するヘッドトラッキングセンサーなんです。いうなれば装着者の視点の先を見極めるためのアイテムです。
通常版のHMDはどの方向を向いても画面の位置は変わらずそのまま。だから没入感は高いものの、画面の外の対象物を目で追いかけて能動的に見るという願望までは叶いません。
でもヘッドトラッキングセンサーを装着したHMDと、そのデバイスに対応したコンテンツがあれば、見ている方向を自由に動かすことができる……そう! こんなバッグに入るサイズのデバイスなのに、Zガンダムやエルガイムのような全天周囲モニターが実現しちゃうんですよ。
コンテンツさえバッチリなら、下方に死角が生まれることもありません!
現段階ではあくまでプロトタイプですが、もしこのヘッドトラッキングセンサーと、これに連動するスマホのアプリが市販されるとしたら、現在発売されている「HMZ-T3」でもアップデートできる余地があるということ。
PS3のGT5みたいなマルチモニター対応ゲームも、「HMZ-T3」+αでできちゃうかも。「HMZ-T3」の潜在能力……スゴいわー。スゴすぎだわー。
AnimeJapan 2014で体験できるデモの映像は……アイマスの「765プロ事務所」!
昨年までは東京国際アニメフェア、アニメコンテンツエキスポと別々のイベントだったのが、今年から一本化。すなわちアニメの最新情報がここ1か所で全部見られるわかっちゃうイベントがAnimeJapan 2014です。
国内・海外に向けたビジネス向けの展示やファン向けのブースなど、様々なコンテンツが盛りだくさんなのですが、ソニーはその現場で「二次元に入っちゃいましょう」提案をするんですって。
そうです。その時に使われるデバイスがヘッドトラッキングセンサーを搭載したカスタム「HMZ-T3」なんですよ。
コンテンツも強力です。アイドルマスターを引っ張ってくるとは本気仕様です。しかもプロデューサー視点で、「765プロ事務所」に出社しておはようございますができちゃう!
ここで冒頭のGIFをもう一度! こんな風にアイドルたちがいる「765プロ事務所」をぐるぐると見回すことができるんです!
登場人物も天海春香をはじめ、如月千早、萩原雪歩、高槻やよい、秋月律子、水瀬伊織、三浦あずさ、双海亜美/真美、菊地真、星井美希、我那覇響、四条貴音とフルメンバー! 立ち話をしているコ、座っているコ、寝ているコ、掃除をしているコ、あっちこっち動き回っているコなど盛りだくさん!
事前に試させてもらったのですがその破壊力たるや。右を向いても左を向いても後ろにもいる! 喋ってる! もうここ住む! 住むの!
ほんと、二次元がこいと思っていたら、きちゃった。
全員に目を配ってもいいのですが、そうすると好きな子の次のアクションを見過ごしてしまったりするので難易度高いし! イベントでは1回並んで見られる回数は1回きり。会期中は混雑状況を見ながら何度か並ぶことを覚悟して、最初はロケハン、2回目は全員、3回目は推しメンを愛でるなどの戦略が必要になりそうですよ!
また22日には30日間980円で2000万曲が聴き放題なソニーの定額制音楽サービス「Music Unlimited(ミュージックアンリミテッド)」が主催するアニソンライブが開催されます。
そして翌日23日には、22日のライブから9nineと河野マリナが登場するシーンもカスタム「HMZ-T3」で追体験できちゃいます。アリーナ最前列から360度カメラで撮影したコンテンツ……ということは、観客席の盛り上がりっぷりも見ることができるわけで何それ新しすぎ。
これはアニメに興味がない人でもコレは是非とも体験すべき。アニメファンならマストでしょう! ファン待望の世界が、もう手に届きそうなところにあるのですから、AnimeJapan 2014、行くしかないですよ!
さあ、次元を超えたアニメの世界へ!![ソニー]
(武者良太)